バンダイ カプセル合体 超電磁ロボ コン・バトラーV 全10種類



コンバイン・オーケー、コンバイン・オーケー! GyaO!の配信も後半戦に突入したし、パチンコ台のアニメパートが壮絶な出来なので(田村英樹氏の作画! 燃える!)、このタイミングにて懐かしのカプセル合体版を載せときます。ホントは超合金魂を載せたかったけど、引っ張り出せないので断念。ゴメン。


カプセル合体」は2004年から断続的に発売されたガシャポン製品のカテゴリーで、主に戦隊シリーズからチョイスされてきました(現時点の最終製品はゴーカイオー)。今年はその後継アイテムと言うべき「超可動合体」が展開中です。


さて2005年7月、唐突にコン・バトラーVがカプセル合体として発売され、物議を醸しました。そのコン・バトラーVは好調だったらしく、後に再版も行なわれました。にも拘らず、他のコンテンツで(ボルテスVとか)展開されなかったのは、残念に他なりません。


思えば1990年代末期からは、「超合金魂」「ポピニカ魂」「復刻版超合金」「カプセルポピニカ」「カプセル超合金」「THE超合金」など、バンダイの懐古路線が色々と試みられた気がします。


前口上が長くなりましたが、バトルマシン通常カラー5種類クリアブラック+メタルカラーVer. 5種類の計10種類を掲載いたします。ちょいワルノリしすぎて、枚数多めになったのはマジでゴメン。当時は1個300円でも、ここまでムチャできたんだ!


※小さい画像はクリックすることでオリジナルの大きさが見られます。









ミニブック

両面刷りで、表が2C、裏が黒印刷となっています。対象年齢15歳以上ゆえか、説明が些か不親切で、「写真のように」「写真を参考に」なる記述と最小限の指示のみで済まされているのが特徴。








1.バトルジェット&武装パーツ

バトルマシン1号機。孤児院育ちで元暴走族のスピード狂、葵豹馬が操縦。小型の高速ジェット機で、ドスブレッシャースカイリッパーマグネレーザーなどを武器にして戦う。


全長約2.6cm。バトルジェットだけでは小さすぎるためか、「武装パーツ」(※後述)が多数付属。バトルマシン5機は、基本的にアニメ設定に則ったフォルムに。主翼のドスブレッシャーは再現されず。



バトルジェット底面。流石にこのサイズでは、コン・バトラーVの顔面シャッターはムリだったようです。(C)東映のタンポ印刷がちょっと目立つか?


武装パーツ

バトルジェットに同梱。コン・バトラーVの手首(拳、平手)、超電磁ヨーヨー(2個)、アトミックバーナー(片手用2個)、ツインランサー刀身(二本)、ツインランサー用グリップ(片手持ち用2本、連結持ち用一本)、グランダッシャー(※後述)用履帯アーム。








2.バトルクラッシャー

バトルマシン2号機。関西弁で喋る射撃の名手、浪花十三パイロットを務める爆撃機。武器としてエレクトロダートグランブリットガレッガマグネクローアトミックバーナーロックファイターを搭載。


全長約3.5×幅9.7cm。超合金魂のように本体が薄くなることはありませんが、フォルムは良好。



バトルクラッシャー底面。着陸脚も再現。やはり(C)東映B.CHINAの印刷が目に付きます。ちなみに製造国表示の横にある4つの「点」は生産時期を指し、4個が最初期で生産を重ねるごとに「点」がひとつずつ減ってゆくシステムになっています。



バトルクラッシャーは、左右のウイングジェットノズル着陸脚が別パーツで、コンバイン時には余剰パーツ化します。



ミニブックには記載されていませんが、アトミックバーナー展開状態にすることも可能。








3.バトルタンク

※経年変化のため、アンテナが曲がっています。ご了承下さい。


バトルマシン3号機。柔道技を得意とする漫画家志望の巨漢、西川大作が乗る。バトルマシンでは唯一、飛行能力を有しておらず*1、バトルマリン(※後述)の下部に積まれて現場に駆けつけることもあり。武器はアンカーナックルパワーアームキャノン砲など。


全長約4cm。意外とコンパクトです。アンテナが可動式。パワーアームは伸縮のみ。なお、(C)とメーカー、製造国表示はバトルマリン(後述)との合体部分(内側)に記されており、見た目はさほど気になりません。



バトルタンクの履帯は、本体に直接取り付ける方式。深く嵌めすぎると外れにくくなる危険性があるため、取扱いには注意。コン・バトラーV時には背中に取り付けます。



グランダッシャー用履帯アームを使用した状態。この方が安定していて、かつポピニカやDX超合金を髣髴とさせるので、これもアリな気が(笑)。








4.バトルマリン

バトルマシン4号機南原博士の孫娘、南原ちずるが操縦する、飛行可能な潜水艇。バトルタンクを積むためのキャリアーを内蔵している。武器はカニフィクサー(※修理用だが武器にも転用)、空中爆雷マリンミサイル

全長約9.5cmと、全バトルマシンでは最大のボリューム。バトルジェットと本品のみ、組み替えなしで変形できます。



トルマリンの各表記。バトルクラッシャー同様、コン・バトラーVに合体後、結構目立ちます。








5.バトルクラフト

バトルマシン5号機。バトルチームの頭脳ともいえるIQ200の天才児、北小介パイロット。複座式にも拘らず、なぜかパイロットは小介ひとりという謎機体。クラフトドリルクラフトミサイルを武器に持つ。地中に潜ることができ、偵察任務に就くこともありました。


全長約4.5cm。意外にもバトルタンクより大きいのです。



バトルクラフト、左右連結用のアダプター。これを用いて、クラフトに開いた穴から左右をくっつけます。



機体先端から、下部のレバー操作でクラフトドリルを引き出すことが可能。



バトルクラフト底面。ディテールを抜かりなく再現。ここでも(C)、メーカー表示、製造国、「点」が確認できます。









5機のバトルマシンを一堂に。こうして見ると、各マシンのサイズ差がおわかりと思います。








レッツ・コンバイン!







コン・バトラァァァ、V!








コン・バトラーV

5機のバトルマシンが、パイロットの脳波一致によってコンバインした姿で、キャンベル星人の地球侵攻に備え、南原博士が開発した超電磁ロボロックファイターバトルガレッガマグネクロー超電磁クレーングラブワイヤーバトルリターンエレクトロダート超電磁スパークビッグブラストなど多数の武装を持つ。TVの実写映像からヒントを得て実装した超電磁ヨーヨー、南原博士亡き後に南原コネクションの指揮を執った四ッ谷博士によって、グランダッシャービッグブラスト・ディバイダーを追加。マグマ獣出現後、更にVレーザーツインランサーバトルチェーンソーカッターキックなども新たに装備。ここで列挙しているだけでも相当数の武装で固められています。けど、ED曲で唄われている「身長57m、体重550t」が一番印象的。


全高約15.6cm。超合金魂GX-03コン・バトラーVの廉価版、という趣の製品。実際、プロポーションも酷似。超合金魂には手が出せなかった、というユーザーには丁度いい製品だったと思われます。プロポーションはご覧のとおり、今見てもすごぶる良好。使用材質はABSがメインで、可動部分にPP、武器類などにPVCが使われており、豪華絢爛な内容でした。



(三重に可動軸が)、手首(角度替えのみ)が可動。足首はグランダッシャー(※後述)のための可動なので、非常に安定しないためノーカウントで。



手首をアトミックバーナー(片手用)に交換。両腕用は付属せず。



手首を平手に換え、超電磁ヨーヨーを持たせた状態。腕、腰の楕円パーツは意図的に外しました。


グランダッシャー

四ッ谷博士によって追加された、コン・バトラーVの新形態。ガルーダとの決戦に際して初使用し、新たに現われたマグマ獣に辛うじて引導を渡したことでも知られる。


バトルタンク部分の履帯に専用アームを取り付け
各部を変形させて再現。具体的な変形方法はミニブックに記されず、写真を基に完成させる必要がありました。


ツインランサー

コン・バトラーVの追加装備で、代表的なモノのひとつ。斬撃による接近戦闘が実現し、さらにアクティブなアクションが展開されました。劇中では肩から射出


まずは片手持ち。



続いて連結状態のツインランサー。



お遊びその1。体の楕円パーツをバトルリターン風に。



お遊びその2。「なんちゃってバトルチェーンソー」。



お遊びその3。超電磁ターツマキー!



お遊びラスト。超電磁スピーン! …と言いたかったけど、先端パーツがないので締りない。ゲームだとわざわざ超電磁タツマキ→超電磁スピンの手順を踏んでることが多いのですが、本編ではいきなり超電磁スピンを使うこともままあったのです。








クリアブラック+メタルカラーVer.


ここからは、クリアブラック+メタルカラーVer.を軽く載せておきます。コン・バトラーV以外はリアビュー省略で。


1.バトルジェット&武装パーツ

バトルジェット本体。



武装パーツ。超電磁ヨーヨーが無色クリアーなほか、アトミックバーナーとツインランサー(刀身)の塗装が簡略化。他のパーツも成型色が異なります。








2.バトルクラッシャー









3.バトルタンク









4.バトルマリン









5.バトルクラフト









コン・バトラーV クリアブラック+メタルカラーVer.

やはり超合金魂コン・バトラーVのブラックバージョンを意識したカラーリング。特徴的なのは、クリア素材メインで彩色箇所が少なく、また1/2アソートだったためコストダウン的な一面も持つカラバリでもありました。けど、このスケルトン感も捨てがたい。


グランダッシャー

ギミックは通常カラーと同じなので、この形態のみ載せておきます。








通常版とクリアブラック+メタルカラーVer.の比較

両者並べると、それぞれ違う魅力が感じられます。





ちょっと奇妙な「自分同士の握手」。









巨体が唸るぞ空飛ぶぞ♪ というわけで今回これにて!

*1:そのためか、『超電磁マシーン ボルテスV』のボルトパンザーは飛行可能になってました