SUPER GOBOTS PSYCHO

東京MXTVで再放送中の『スペースコブラ』で本日、サイコロイドが初登場したので、勘を取り戻しがてらに軽い更新。




スペースコブラ』第25話より登場した、主人公コブラの専用車両。劇中では3万個のシルバーダイヤモンド強奪に成功し、逃亡する際にコブラが運転。宇宙空間も航行可能な特殊車両で、宇宙船タートル号とランデブーする華々しいシークエンスが描かれています。
同話ではアーマロイド・レディも運転していましたが、海賊ギルドとの交戦で氷結したコブラの復活を待たずしてギルド兵士の砲撃で爆散…どう見てもゲストメカです、本当にありがとうございました。

続く第27話でもしれっと再登場しますが…これまた(略)な扱いなので、MX初見組の方々のために詳細はここに記さない方向で。


さて、タイトルに書かれたとおり、我が家にあるサイコロイドはTONKA社が1984年に海外版「マシンロボ」の"GOBOTS"シリーズとして発売した輸出仕様。他のDXマシンロボシリーズの面々と共に、上位製品の"SUPER GOBOTS"としてラインナップされました。これは、サイコロイドが元々『スペースコブラ』製品であったのと同時に「マシンロボDX」のブランドも抱えていたことに起因したのです。

今回の更新に際して、新規撮影は一切行なわず、4年ほど前にプライベートで撮影した画像を使いました。ゆえに手軽な更新であることをご容赦下さい。


・パッケージ

縦/約17.4cm、横/約11cm、奥/約7cm。ボックスアートは描き下ろし。アメリカンテイストなタッチがイカス。


箱は蓋を開くことで、ウィンドーから製品の姿が見られます…が、個人輸入の傍ら、コンディションをロクに確認せず日本へ連れ戻したものだから、窓が割れているとは夢にも思いませんでした。変形プロセスは箱裏面に記されており、デフォルトで説明書が同梱されていなかったと思われます。



スーパーカー形態

カラーリングは日本仕様と同様。車体マーキングが"PSYCHOROID"から、"FUTURE MACHINE"に変更されました。箱によると"Show Car"なので、他のDXマシンロボが実在車両だったことに対する差別化の意図もあったかも知れません。全長/約13cm。


・ウォーカーロボット形態


スペースコブラ』本編では未登場に終わった、本来の「セールスポイント」な筈の変形ギミック。全高/約15.5cm。アニメ"CHALLENGE OF THE GOBOTS"では、この姿がちゃんと登場しているそうで。

サイコロイドが発売された1983年はちょうど、『太陽の牙ダグラム』『戦闘メカ ザブングル』といった「頭=操縦席」ロボット全盛期の年でもあり、サイコロイドにもその影響が濃厚となっていました。まあマシンロボDXは大体、このフォーマットだったりするんですが。

ちなみに海外での安全基準に合わせたためか、輸出の際に頭部ミサイル発射ギミックがオミットされ、その痕跡が頭部正面に。箱絵の「頭から怪光線」は、そのミサイル発射の名残りと思われます(笑)。

なお、サイコロイド本体に彫刻された「超合金」と通しNo.は、本品では潰されています。ただ、"POPY"のメーカー名アリ。

余談ですが、本体も箱に負けず劣らずコンディションは決して良好ではなく、関節グニャグニャ、メッキも合金パーツもくすんでいました。破損と塗料剥がれがなかったのが奇跡。多少目を瞑れば、鑑賞に耐えられるレベルでした。


・オマケ

運転席をアップで。右シートにはコブラ、左シートにレディがそのまま座っています。箱絵にもバッチリ描かれていたという。ここもオミットしとけよと、突っ込みポイント満点な部分。ちなみに『スペースコブラ』劇中では左ハンドルとして描写され、それに則るとしたらレディが運転していることに。そりゃ、コブラの左腕にサイコガンがモールドされてて殺る気マンマンだから、運転しようもないのは道理で。


…次回更新は、もうちょっと何とか力入れたいなー。