ソフトバンク/東芝815T PB(モックアップ)


君の心を受信した! 今日は『ケータイ捜査官7』本放送(2008年4月2日)から4年、そして先日の東京MXTVでの再放送で「2012年」という時代設定を確認したので、潜伏時代に撮った画像より、少し趣向を変えて携帯電話のモックアップを。


ソフトバンク 東芝815T PB」は、『ケータイ捜査官7』のコラボレーションモデルとして、当時人気を博していた着せ替えケータイ「東芝 fanfun.815T」を仕様変更し、2008年4月26日より販売(現在は絶版)。番組と連動した各種アプリの収録と、キャラクターを再現する手足「フォンブレイバーパーツ」を同梱。シルバーの「フォンブレイバーセブン」と、ブラックの「フォンブレイバーゼロワン」の2種類が存在しました。フォンブレイバーサードは残念ながら未製品化。
本項ではケータイとしての機能を一切廃したモックアップ(店頭展示用)を掲載。よって、アプリ関係には全く触れられません。


余り知られていなかったようですが、ソフトバンクではPBパーツの単品販売も行われていました(但し815Tユーザー以外が購入可能だったかは未確認)。放送終了直前にはPBパーツ抜きの白ロム品ヤフオクや中古ケータイ屋等で販売しており、PBパーツを足して1体作った猛者もいるかも知れません(笑)。


※小さい画像はクリックすることでオリジナルの大きさが見られます。









・携帯電話



電話機本体にフォンブレイバーパーツを装着した状態。劇中名称は「リトラクトフォーム」。軽薄化が進む携帯電話の時流に逆らった、分厚くて重いケータイに。放送当時、アキバで実際に「装着状態」で使っていた人を見たけど、持ち運びが大変なんじゃ…。ちなみに815T自体は軽くて薄いです。










蓋を開いた状態。ディスプレイはダミーなので、ここでは表示状態に言及せず。時計表示は「5:07」。ディスプレイ上部にある正方形は、カメラのレンズ。
下の画像では、本編風に展開。番組では実際の815T PBと同型の撮影用モデル(企業ロゴと型番、一部マーキングが消され、ビス穴等も塞がれている)がCGモデルと併用されており、市販された実機には「プロップレプリカ」としての付加価値も。特にリトラクトフォームが。








・ロボット

TV本編でのもうひとつの形態。劇中名称は「アクティブフォーム」。劇中は主にCGが使われていますが、動いていない場面にはプロップを用いています。写真では本編風に変形させているため、手首基部をフルに引き出していません。
強度確保のためか、肩と股の関節がCGとは異なる形状に。








・フォンブレイバーパーツ

フォンブレイバーパーツは自在に着脱可能。…といっても実機の話で、モックアップの場合は両面テープで固定されていたようです。
PBパーツは、玩具メーカーの「WiZ」(たまごっちやデジモンの開発元として有名)が製造。背面に金属パーツを使用。本体との接続はポリ製のジョイントで行なわれますが、一部破損させました。








・ポーズ集
各関節可動。ポーズの保持も思ったより良好です。



私の名はセブン、ソフトバンクで発売中! (だった)









イニシエイト・クラックシークエンス、アクセス開始!









これが、明日のリアル。









携帯電話の蓋の時計部分。日付の4/2は、先述のとおり放送開始日。芸コマやなー(笑)。








ここからは、東芝815T PB(モックアップ)と、バンダイ製玩具「DXフォンブレイバー7」との形状比較を行ないます。


・リトラクトフォーム(玩具名称/モバイルフォーム)
以下、左はDXフォンブレイバー7、右が815T PB。




全体的にDXトイの方が寸詰まり。この寸詰まりが、アクティブフォームのプロポーションにも影響を与えています。その上DXトイは、実機よりも更に分厚いのです。









展開状態。DXトイではフルカラーの液晶ディスプレイは無理だったらしく、表示された顔が赤から青…という具合に単色で変化するもの。表情変化はかなり頑張っている方ですが。また、DXトイはキー部分のデザインが実機と全くの別物に。








・アクティブフォーム

リトラクトフォームでのプロポーションの違いが、モード変化で顕著に。両者に明白な身長差が生じ、DXトイはやや小柄に。番組でのリアルスケールは、間違いなく実機の方でしょう。肩と股の形状は、両者ほぼ同じ形状。









肩の変形。DXトイが垂直に腕を持ち上げているのに対し(肩の変形に連動して、ディスプレイ表示が変化するギミックあり)、実機では肩ブロックが180度上方に反転しています。この変形の違いがプロポーションの差につながっていて、DXトイ、並びに同じ変形機構を持つミニプラ版で肩の位置が実機よりも下方になっています。









足首の変形も相違のひとつ。DXトイは足の裏から爪先を引き出す方式。実機の場合は向こう脛から爪先を出し、踵部分を反転させてハイヒールのように形成。

肩、足首ともに、実機の方が本編に忠実です。ただ、実機の方は「着身」に非対応で、全ブーストフォン&アクセルデバイスと着身できるのがDXトイ版の利点になっています。 後にCGのフォルムをほぼ完全に再現した、「超合金 GE-46 フォンブレイバーセブン」も発売されました(ブーストフォン未対応。ただしDXソリッドドライバーへの着身は可能。本体を傷つける可能性があるので非推奨)。
















・オマケ

実機のフォンブレイバーの収納には、ダイソーのデジカメ用ケースがピッタリです。持て余している人は是非!(今更)