バンダイ 機動戦士ガンダムAGE ゲイジングビルダーシリーズ アデル+α

※8/19・誤字脱字等訂正、アデルスパローのポージング画像を差し替え/AGE-1 ノーマルのパッケージ画像追加



実は今回も「みどり色のロボット」を載せようと思ったんですが、冷静に考えたら、この格納庫って『ガンダム』関連をマトモに扱ったことがないんですよね。なので、ワンクッション置く意味でも、緑色つながりでコレを。皆さんが多分思い描いてる「みどり」は、次回やっておくよ。









というわけで、先日ゲイジングビルダー(以下GBと呼称)のタイタス/スパローウェアを購入し、これらウェアを活用すべく、追加で買った次第。番組終了も間近だからか、容赦ない値段で売られていた現場に出くわしました(笑)。




※小さい画像はクリックすることでオリジナルの大きさが見られます。










改めてパッケージ。縦およそ21.9×横19.1×奥6.5cm。裏面には商品のセールスポイントと、ゲイジングリンク(※後述)の説明が。








説明書

表はフィギュア遊び、裏面はゲイジング遊び(ゲイジングリンク)に関する記述があります。


ゲイジングとは…ゲイジングチップが内蔵されたフィギュア(GBシリーズ)やプラモデル(AGシリーズ)をスキャンするシリーズのことです」という解説文の通り、GBとアドバンスドグレード(以下AGと呼称)を、別売のゲイジングハロまたは一部店舗に設置された店頭無料什器・ゲイジングバトルベースにスキャンさせ、ゲームが楽しめるという、画期的な展開が為されました。
ただ、ゲイジング遊びにはゲイジングハロ、またはゲイジングバトルベースが必須であることも、利点であり欠点であると言えます。というか、新規開発の無料ゲーム機を各地に置くというのは、凄い投資だと思いますけどね。


AGシリーズは背中に1箇所、GBシリーズは両肩、背中、下半身の4箇所にELチップが内蔵されており、特にGBシリーズは都合4種類のチップが搭載されており、組み合わせ次第では強力なモビルスーツ(以下MSと呼称)が完成し、アドバンテージが生じるわけです。


GBシリーズの特筆すべき点は、「1/100スケール」であること。マスターグレードではガンダムAGE-1の3種類とAGE-2 ノーマルしか発売されておらず*1、それ以外の機体は全て、1/100唯一の製品化となります。登場MSを網羅したわけではないものの、量産型・ウルフ・エニアクル専用機・ヴェイガンMSがラインナップされたことも、有意義だったと感じます。また、カードゲーム「ガンダムトライエイジ」専用カードが付属したのも、遊びとコレクションの幅を広げたことになります。


アデル分解図

コア(胴体)、アームウェア(左右)、レッグウェア(下半身)に分割。


RGE-G1100 アデル

セム」より登場する、地球連邦軍の主力MSガンダムAGE-1の技術がフィードバックされており、状況に応じてウェアの換装が可能である。なお、一般兵の使用する機体は緑色をメインとした配色だが、戦艦ディーヴァに配備された2機のアデルは青色を基調としている。

なお、アデルキャノン、後継機のアデルマークIIなどのバリエーション機も存在。


全高約18.8cm。アデルの没個性さが良く再現されています。頭部ゴーグルは塗装処理



アームウェアゲイジングマーク。左右に印刷。



コア(背中)と、レッグウェア(腰)に記されたゲイジングマーク。これらの部分に、機体特有のデータをプログラミングした小型のLSIチップが内蔵されているわけです。劇中、ディーヴァからの発進シーンでスキャニングっぽい描写がありますが、これはゲイジングバトルベースを意識したものと思われます。



足の裏。コピーライト・メーカー表示・製造国・デートマークが表記。


武器

アデル付属の武器。「ビームライフル」(原文ママ)と、ガンダムAGE-1 ノーマルと同型の「シールド」が付く。




武装した状態。まずは素立ちで。


なんとなくポージング。「全身15ヵ所可動」とのことですが、意外と良く動きます。ただ、一部関節は簡易クリックが入ってて、デリケートなポーズには対応できないのが…。





アデル付属のトライエイジカード。ナンバーはT-011。









アデルと言ったら…そう、ウェア換装。タイタス、スパロー共に入手したので、これらを順に換装してみました(※後述)。



タイタスアーム、タイタスレッグ
/台紙はともに縦20.4×16cm。



タイタスアーム一式。左右のアーム(全長約10.4cm)、「ビームダガー」1本。



タイタスアーム付属のトライエイジカード。ナンバーはT-003。



タイタスレッグ。全長約14cm(取り付けピン含む)。「ビームサーベル」1本付属。



タイタスレッグ付属のトライエイジカード。ナンバーはT-004。


アデル・タイタスウェア換装状態


劇中では第23話、マックス・ハートウェイの1番機アリーサ・ガンヘイルの2番機が装備した、格闘戦用のウェア。コアの色が青くなく、ゼッケンも無い上に腰アーマーの形状が(GBシリーズの構成上)異なるため、「なんちゃってアデルタイタス」です。



それでもポージングして1枚! ビームショルダータックルビームニーキックのエフェクトパーツは付属せず。



タイタスレッグ付属のビームサーベル(右手)、タイタスアームに付いているビームダガー(左手)。









アデルといえばもうひとつ、スパローウェアに換装して出撃したこともありました。こちらも数枚。


スパローアーム、スパローレッグ/台紙はともに縦20.5×16cm。



スパローアーム一式。全長約9cm。「シグルブレイド(発光Ver.)」が付いている。



説明書には未記載でしたが、前腕のアーマーが一部、独立可動します。



スパローアームに付いていたトライエイジのカード。ナンバーはT-007。



スパローレッグ一式。全長約14.8cm(取り付けピン含む)。シグルブレイド(非発光Ver.)が付属。ニードルガンのギミックは無し。



スパローレッグに付属のトライエイジカード。ナンバーはT-008。


アデル・スパローウェア換装状態

第25話、アリーサのアデル2番機が装備。機動性に優れている。先述のとおり、ディーヴァ艦載のアデルは「青」を基調としているため、ちょっと注意して見ないと判別できない(武器の使用でようやく気づくレベル)のが要注意。この画像も一般兵用の緑色で、腰アーマーの形状がAGE-1のままなので、完全再現とは行きませんが。



シグルブレイド(発光Ver./スパローアームに付属)を持たせてポーズを。なお、スパローレッグの非発光Ver.との違いに注意。発光Ver.の刀身が濃いめのラメグリーン、非発光Ver.の刀身は薄緑です。








AGE-1 ガンダムAGE-1 ノーマル

せっかくなので、軽くコレも。パッケージは縦22×横15.1×奥6.5cm。



世界の危機を救ってきた救世主、MS「ガンダム」の名を冠した機体アンノウン・エネミー*2の襲来で家族を失ったMS鍛冶の遺児、フリット・アスノが開発し、自らパイロットを務めた
進化するMS」という通り、ディーヴァの格納庫に設置されている「AGEビルダー」に蓄積されたデータを基に、通常のビーム兵器では撃ち抜けなかったUEのMS型*3を貫通させる「ドッズライフル」、MS型バクトの強固な装甲を粉砕する「タイタスウェア」、MS型ゼダスの機動力に追随できる「スパローウェア」で、矢継ぎ早に改良が加えられる。


なお、AGE-1は「セム」「キオ編」ではAGEシステムを外した、「AGE-1 フラット」として再び戦列に参加(「アセム編」では背中に「ゼフルドランチャー」を装備した状態でも登場)。「三世代編」においては、旧式化した機体性能を補うべく外装と火器を強化した「AGE-1 グランサ」に改修された。


全高約19.5cm。最初の製品だからか洗練されていない、何処か野暮ったいフォルムに仕上がってます。両肩、背中、腰にゲイジングマークあり全身15ヵ所可動



ガンダムAGE-1 ノーマル付属の武器。ドッズライフルとシールド。画像撮った後、「あ、アデルとシールド形状同じじゃん!」と気づく鈍感さ。




ドッズライフルの銃身とフォアグリップが可動し、「精密射撃モード」に変形。




ガンダムAGE-1 ノーマル武装状態。軽めに載せたのでポージングは無し(以下、2つのウェアも同様に)。



ガンダムAGE-1 ノーマルに付属するトライエイジカード。ナンバーはT-001。








AGE-1T ガンダムAGE-1 タイタス


力技で重装甲を打ち砕く、格闘戦用のタイタスウェアを装備したガンダムAGE-1。第7話ラストで驚愕のデビューを果たし、続く第8話では展開を前後させてウェア換装が描かれるという、変則的な演出が施された。


これも素立ち状態で。重量感溢れるタイタスのフォルムを程よく再現。



タイタスレッグ付属のビームサーベル(右手)、タイタスアームに付くビームダガー(左手)を持たせてみた。本来はAGE-1 ノーマルの標準武装でしたが、コストの関係なのか、タイタスの「オマケ」として付いてきました。








AGE-1S ガンダムAGE-1 スパロー

第10話より登場。高機動のUEのMS型に対処した、高速稼動が可能なAGE-1第3のウェア。忍者を思わせるスレンダーボディを的確に表現。


これまた素立ちで前後を。腰のシグルブレイドは、非発光Ver.を挿しています








最後にちょっと私感を。せっかくの腕・下半身(劇中では「脚」か?)交換を、「ウェア換装可能なMSのみ」という設定でシバリを作ってしまったのは残念。演出上、もっとフレキシブルなウェア換装や、応急処置で他のMSから手足を流用するという描写が、残り一月半弱の放送期間で出てくるか、ちょっと不安な気分が。こういう、「遊びの幅を広げる」場面作りが欲しいのが、『ガンダムAGE』で惜しいと思っている点です。シリーズ初の「四部構成」の是非は、各自の私感に委ねたいところ。

*1:※2012年8月現在

*2:フリット編」での呼称・以下UEと略称

*3:※「フリット編」でのヴェイガンMSの呼称