壽屋 ノンスケールフルアクションプラスチックキット Fate/stay night SABER LILY セイバー・リリィさん
誇り高き純白の姫騎士。当格納庫6回目のセイバーは、PS2版『Fate/unlimited codes』*1が初出となる、「白セイバー」を。4/27に載せたセイバーさん(http://d.hatena.ne.jp/sgt_savage/20120427/p1)同様、一部塗装・タンポ印刷済の組立キット。原型製作は伊藤霊一氏。
※小さい画像はクリックすることでオリジナルの大きさが見られます。
パッケージ
縦31×横19×奥8.3cmで、ボックスアートはセイバーさんと同じく片平まさし氏。『Fate/unlimited codes』ではなく、『Fate/stay night』のロゴが印刷され、コピーライト表記も(C)2002-2006 TYPE-MOON。
説明書より、キャラクター紹介。簡潔に説明してあるんで、以下に全文抜粋。
「Fate/stay night」のキャラクターによる対戦格闘ゲームとして発表された「Fate/unlimited codes」。その PS2 版として移植された際に追加キャラクターと共にセイバーの3Pカラー用として登場したのがこの「セイバー・リリィ」である。
ちなみに「セイバー・リリィ」は通称「白セイバー」と呼ばれ、単独での商品化などキャラクターとしては一人歩きするものの、「セイバー」のアナザーカラーバージョンであるため、現在もキャラクターのバックボーンとなる設定などは存在していない。
というわけで、初立体化がPS2版特典のfigmaという特殊な出自があるにも拘らず、デザイン受けが良いのか、他のセイバーとは引けを取らない人気を誇ります。
塗装パーツ一覧
カリバーン(勝利すべき黄金の剣)、鞘、顔面、太腿(のベルト)、胸の甲冑、表情変えのインナー顔面パーツ(瞳パーツ)が彩色・タンポ印刷済。
フロント&リアビュー
単純そうで複雑な(特にスカート)、セイバー・リリィのデザインを4頭身でディフォルメ化。全高約14.3cm(アホ毛含む)。惜しいのは裾などに配されたラインなど細部が未塗装。去年のセイバーさんより210円価格UPしている割に、塗装部分が減っている気がします。
パーツB・E・H・I・PCパーツ・瞳パーツが、セイバーさんからの金型流用。不要パーツも出ています(後述)。
外観を重視したのか、セイバーさんにあった「メカニカルベース フライング3(別売)」用の接続穴がありません。
セイバーさんの頭髪が一部(前、側面)流用されており、同製品よろしく側面とアホ毛、それに加えてリボンとポニーテールにボールジョイントが仕込まれ、この部分もフレキシブルに可動。より豊かに表情が出せるように。
手首一覧。
右手/カリバーン持ち2種類(持つ角度が異なる)、穴なし、平手の4個。
左手/カリバーン持ち2種類(これも角度違い)、穴なし、平手、平手・鞘持ち用(手のひらに接続穴)の5個。
脚の可動。足の甲を含めて6箇所が可動。甲冑パーツも再現。本製品もスカートが干渉するため、ポージングには充分注意。セイバーさんと異なり、明らかに「パンティ」であることがお解かりと思います。
スカートは大きく分けて、フロント・左右サイド・リアの4つに分割。
瞳パーツ。セイバーさんと同じ。「正面」「右流し目」「左流し目」の三つが用意。
フェイスパーツは2種類。への字口(左)と笑顔(右)。瞳パーツとフェイスパーツの換装は、セイバーさんと同構造。
カリバーンと鞘
セイバー・リリィの宝具。おそらくコレに彩色コストを持っていかれたんじゃないかと思われるくらい、細かく塗装されています。カリバーンは鞘に収納可。
カリバーンを右手に持たせてポージング。瞳は「左流し目」を使用。
こちらは鞘に収めたカリバーンを、鞘持ち用の左平手で。瞳は「右流し目」です。
水転写デカール
塗装派ユーザーのために用意。眉毛・睫毛・瞳・胸部紋章がデカール化されています。
不要パーツ
先述のとおり、セイバーさんと金型を一部共有しているので、頭髪後部・スカート甲冑(2個)・踵(2個)が余ります。セイバーさんの予備パーツに使うのも一興か?
セイバーさん(別売)との比較
設定上は同一人物ですが、衣装が全く異なるため別キャラに見えるのが不思議。
セイバー・リリィさん(左)と、セイバーさん(右)の髪型をサイドビューから。両者の違いが一目瞭然。誠に地味なことに、アホ毛も別造形なのです(笑)。
武器交換その2。エクスカリバーをセイバー・リリィさんに持たせた状態。
セイバーさんとセイバー・リリィさんは顔面&瞳パーツが同じ構造。そこで、セイバーさんの「叫び顔」をセイバー・リリィさんに付けてみた。セイバーさんと違い、セイバー・リリィさんはフラットな肌色成型ですが、その辺気にしなければ良い感じ。
と、いうわけで「叫び顔」+右手カリバーン+左手鞘。臨戦態勢という趣で。
今度は逆に、セイバー・リリィさんの「笑顔」をセイバーさんに。
これまたポージング。出来ればストレートヘアが良かったんだけど、まぁそれはそれで。
最後に愚痴で申し訳ないんですが、彩色箇所の少なさとパーツの嵌め込みのキツさが少々気になりました。おかげで、ちょっと物足りない感じに。あと、スカートの設計、もうちょっと何とかならなかったのか、と。ポージング中、セイバーさん以上に分解率が高かったです。サイドスカート、辛抱しきれず接着しました。
あと、リアスカートが特にネック。破損はしなかったけどシャフトにクラックが入って、非常に外れやすかった。ピンが短かったせいで、可動のクリアランスが稼げていなかったのが最大の原因と思われます。今後の製品開発に、生かされることを願います。
おまけ。