壽屋 まほろまてぃっく 1/12 Scale Pre-Painted Multi-Material Statue MAHORO-SAN & SPORTSBIKE まほろさんとスポーツバイク(無免はいけないと思います!)Ver.(通常版)


えっちなのはいけないと思います 前回ほのめかしていたネタ。今月出るはずだった、もうひとつの「川澄綾子さん声のキャラが乗るバイク」が来月に延期されてしまったのは遺憾ですが、それ合わせで懐かしいコレを載せておきます。


2002年11月にリリースされたガレージキットをベースに、彩色済・半完成品モデルとして2004年8月に発売。同モデルは2006年12月に再版され、それとほぼ同じくして、コトブキヤ ラジオ会館店開店記念でシルバーカラーの「リペイントVer.」が500個限定で販売されました。今回載せるのは初版時の通常版。実に8年モノですが、経年劣化(後述)に悩まされました。



※小さい画像はクリックすることでオリジナルの大きさが見られます。









パッケージ

約横33×縦18×奥11.5cm。ボックスアートは「イラスト初出:ニュータイプ2002年1月号」とあり、その版権絵からの流用。
物が古い&保管状態が悪かったせいでクタクタ気味だけど勘弁。初版なので箱正面の隅っこに小さく"20th GAINAX Anniversary"のシールが貼られていますが(そういう時期だったのです)、再版時の有無は未確認。



蓋付きウィンドーパッケージで、蓋を開けると、まほろさんバイク(本体)が覗ける仕組み。



蓋部分の裏面は「組立説明図」。4色刷りで明快な図解になっています。



内容物。ブリスターの梱包材に各パーツを配置。



別添されている「取り扱い注意」のペーパーと、「左右サイドミラー」「フレーム部ネジ穴隠し」のシール(それぞれ2セット分)。今回はシール未使用の状態で撮影。








バイク全パーツ

フロントカウルサイドカウル(左右)、上部カバー(ガソリンタンク、シート、リア部分)、ボディで構成。








ボディ



タイヤはPVC、本体の一部(フレーム、チェーンカバーなど)にダイキャストが使用されており、質感は抜群。彩色精度も良好で、排気筒など一部にグラデーション塗装が施されています。


  
ボディを5面から。



チェーン部分をアップで。綺麗に塗り分けられています。



スタンドが可動。ここもダイキャスト製で、外装を付けた状態のバイク本体も難なく支えられます。ここの破損が特に注意を強調されていますが、今回撮影時は少々可動が緩い程度で無事でした。








バイク



権利が絡むからか明言されていませんが、世界限定300台のうち日本国内では25台のみ販売されたイタリアMV AGUSTA社・F4 SERIE OROの形状をほぼ忠実に再現。特徴的なカウル形状や、4気筒などホントにそっくりです。


実車や版権絵にあったマーキング類は一切ナシ。全長約17.5×高さ10.5cm。左右サイドカウルと上部カバーはダイキャスト製。バイクモデルとして、立派に通用します。外装の接続の「受け」には、PVCが用いられています。なお、通常版は赤・銀のツートンカラーですが、リペイントVer.は(実車でも存在する)シルバーカラーでした。原型製作は根本靖大氏。



計器類はタンポ印刷で再現サイドミラー部分も銀色で塗装されているため、特に拘らなければ付属のシールを貼る必要はないでしょう(ビス穴隠しも同様)。


  
バイクも5面から。



ネイキッド状態で1枚。








まほろさん

近衛重工業を隠れ蓑とする秘密組織"VESPER"が産み出した、最強の戦闘用アンドロイド。正式名称は"V1046-R MAHORO"。製造から9年経ち、稼動停止まで幾ばくもない身となったため一線を退き、その「余生」として中学生・美里優の下でメイドとして仕える道を選択した。人間社会での生活に際して、主に「安藤まほろ」(または「鈴木まほ子」)の名称を用いる。「えっちなもの」を嫌悪する割に、優と一緒に風呂に入ったことがある、よくわからない人。


ハンドガンを持った、ライディングポーズ
で立体化。こちらも造形・彩色共にすこぶる良好。シャドウ塗装が利いています。全高約14・3cm。原型製作は白髭創



顔をアップで。1/12スケールだと考えれば、似てる似てないは別にしても良い方じゃないでしょうか。



毎度おなじみ無粋…も、へったくれもないですね。シートに座らせる関係上、股間が大変なことになってます。右スカート部にコピーライトと製造国を印刷で表示。








ライディング状態



これで完成。全体的なクオリティは、今見てもほぼ遜色ないレベル。税込定価10,290円は、この仕様ではおそらく今は困難じゃないかと。








色んなアングルから














経年劣化など
愚痴は言いたくないんですが、気に入ってた品だけに、久々に引っ張り出して弄ってたら色々あったので。



まずは右サイドカウル右側の金色部分。ともにダイキャストの部分に該当(矢印参照)。おそらくコレ、「」が塗装の下から浮き出てきて、凸ってしまったんじゃないかと推測。左側の金色部分にも少々、その傾向がありました。



あと最後にコレ。ちょうどシートで隠れる金色部分。ここもダイキャスト製なんですが、カバーを付け外ししているうちにクラックが入り、しまいにゃ割れました(これも矢印参照)。


ただでさえ上部カバーを被せるため、パーツに負荷がかかる上にビス止め部分にテンションが集中するので、おそらく8年の歳月でダイキャストそのものが劣化し、破損に至ったと思われます。他、前輪のプラパーツも破損し、ハンドル上部のパーツも取れました。撮影中、瞬着で修理して「騙し騙し」で片を付けたのですが(撮影後、力尽きたのはそのため)、お気に入りの一品だけに大変残念な思いです。他のオーナーの方(特に初版)、または中古で入手された(orその予定の)方は、この辺覚悟しておいた方がいいでしょう。